第10回【おウチで】大阪大学ロボットサイエンスカフェ
テーマ:ヒトの顔とロボットの顔:科学と工学で探る「顔らしさ」
私たちは、毎日たくさんの「顔」と向き合って生きています。家族の顔、友だちの顔、スマホに映る自分の顔、そして最近では、ロボットの顔まで。でも、「顔らしい」って一体なんでしょう? ロボットに目と口をつけたら、それはもう「顔」になるのでしょうか? 私たちの脳は、どんな風に「これは顔だ」と判断しているのでしょうか? 今回、大阪大学の「顔」に関する工学と脳科学の研究者らが、ロボットと人間の顔についての最先端の研究を紹介します。
リーフレット
講師らの自己紹介や皆様へのメッセージを掲載しています。下の画像をクリック/タップしてご覧ください。

概要
日時:2025年8月17日 (日) 14:00〜16:00
会場:ZOOM ウェビナー(オンラインセミナー)
申し込み時にご登録いただいたメールアドレスにご案内いたします。
対象:高校生から大人向け
参加費:無料
言語:日本語
定員:500名(先着順)
主催:大阪大学先導的学際研究機構附属共生知能システム研究センター
参加申し込み
こちらからご登録をお願いいたします。
プログラム
13:30〜 ZOOMウェビナー会場 オープン
14:00〜14:10 共生知能システム研究センターのご紹介
14:10〜14:45 石原 尚 「人間の顔を真似るロボットの仕組み」
14:45〜14:50 休憩
14:50〜15:25 中野 珠実 「人間の顔をみる脳の仕組み」
15:25〜15:30 休憩
15:30〜16:00 ディスカッションタイム
講師
石原 尚
大阪大学 大学院工学研究科 機械工学専攻・准教授
ホームページ
人間の顔を真似るロボットの仕組み
アンドロイドロボットの顔は、人のような皮膚を動かして表情を作る装置です。「柔らかい皮膚を動かす」機能は人らしくするために重要なものの大変に厄介で、うまく作るのは簡単ではありません。皮膚をどんな素材でどう作るか。どんな機械で皮膚のどこをどう動かすか。そもそも、人の顔はどう動いていて、どの動きがどの情報を伝えているのか。また、うまく作れたかをどう評価するかなど、考えなければいけないことが盛りだくさんです。アンドロイドの顔の仕組みを見ていくことで、私たちの顔の複雑さと不思議さに触れてみましょう。
中野 珠実
大阪大学 大学院情報科学研究科 マルチメディア工学専攻・教授
ホームページ
人間の顔をみる脳の仕組み
私たち人間は、他者の顔から様々な情報を読み取ることで、高度な集団社会を形成しています。さらに、鏡や写真を通して自分の顔を見ることで、自己に関わる意識にも影響を与えています。本トークでは、顔をどのような仕組みで人間の脳が認識しているか、SNS時代に、写真の加工によって自己像に歪みがでてしまうのうはなぜかなど、顔研究の最前線を紹介します。一緒に、“顔とはなにか”の科学を解きあかしましょう。
事前準備・注意事項
- コンピュータ端末(パソコン・タブレット・スマートフォン等)やヘッドフォンなどの周辺機器、及び安定したインターネット環境を各自でご用意ください。端末の設定やインターネット環境などについてのお問い合わせには対応いたしかねます。
- ZOOMを初めてご利用される方は、こちらから事前にアプリをダウンロード・インストールください(無料)。
- ウェビナー会場に接続できない場合は、最新版のZOOMアプリの再インストールや端末の再起動で改善される可能性がございます。
- ご参加にかかるインターネットのデータ通信料は各自でご負担ください
- お申し込み1件につき、ご本人が1つの端末(パソコン・タブレット・スマートフォン等)をご利用ください。
- 本イベントの撮影・録画・録音等はご遠慮ください。
- 本イベント中、参加者のカメラ・マイクは自動でオフになっており、参加者からの映像や音声は配信されません。
- Q&Aにご質問やコメント等を書き込んでください。
- オンライン開催のため、お飲み物などは各自でご用意ください。
- イベント終了後にアンケート画面が表示されますので、アンケート回答にご協力ください。
お問い合わせ先
共生知能システム研究センターイベント事務局 event_at_otri.osaka-u.ac.jp までメールでお問い合わせください。(_at_を@に変えてください)
過去のロボットサイエンスカフェ
アーカイブ映像をYouTubeでご覧いただけます。
- 第1回「ヒトと共に生きるロボットのこころとからだのつくりかた」(2020年8月10日)
- 第2回「アンドロイドと人間のふれあい・愛・絆のメカニズム」(2021年3月13日)
- 第3回「ロボットと人間の対話コミュニケーション」(2021年8月1日)
- 第4回「人の明日をひらくロボット競技会」(2022年8月6日)
- 第5回「ロボットで人の発達を知る、支える」(2023年3月19日)
- 第6回「生きものみたいに柔らかいロボット」(2023年8月19日)
- 第7回「ロボットと子どもが言葉をおぼえるしくみ」(2024年3月23日)
- 第8回「ロボットと友達になれる? 未来のコミュニケーションロボット」(2024年8月17日)
- 第9回「ロボットの頭脳をデザインする:人工知能の最前線」(2025年3月22日)